着物の基礎知識~着物の季節 単衣~
反物をお仕立てに出す時に聞かれる
「袷にしますか?単衣にしますか?」
袷は先日お伝えをしました
こちらをご覧ください。
さて、単衣ってなんでしょう?
単衣の着物とは
裏地のない着物です。
裏地がないので、袷の着物に比べると軽く涼しくなります。
基本的には季節の変わり目
6月・9月の着物と言われていますが、
近年では温暖化の為気候によって
4月下旬から着用することもありますし、
10月もまだ暑い日があるので
単衣の着物を着ることがあります。
普段着でしたらその日の気温や
体感温度を重視されて着用されるといいと思います。
単衣には『居敷当て』をつけることもあります。
着物のお尻や背中の部分にある白い布です。
これは、お尻の部分にかかる負担を減らす役目があります。
また着付の時に、
着物の滑りも良くなりますので
居敷あてをつけると良いでしょう。
ただし、透け感のある夏物の時は
せっかくの涼しい夏の着物きても
暑くなってしまうので、
居敷当ては、付けない事をお勧めします。